例えば、linuxで
コマンド「who」でログインユーザーを調べるときに
ttyS0などが表示されているのは、どういう意味かと思ったことがありませんか?
その意味の説明の前にちょっと関連のコマンドと背景を説明しますね。
まず「tty」というコマンドがあります。「tty」コマンドをタイプすることで標準入力、標準出力となっている端末デバイスを表示されます。
/dev/ttyS0
この「tty」とは、標準入出力となっている端末デバイス(制御端末、controlling terminal)の名前を表示するUnix系のコマンドです。ここでは、今この標準出力・入力のコンソールはどういうふうに接続されているかを表示されます。
/dev/ttyS0の中の「S0」は、シリアル接続の0番目のデバイスから接続していますよという意味です。
これは、実は今Raspberry PiにUSB-シリアルケーブルで接続しています。「/dev/ttyS0」の表示は理解できますね。
1番目の写真の中、もう一つ、 /dev/pts/0がありますが、これはもう一人のsshでネットワークから接続しているユーザーがいます。ptsはSSHやtelnetで接続している仮想端末(ターミナル)を示します。ネットワーク経由でログインするユーザーが増えれば、下記のような感じに表示されます。
/dev/pts/0 /dev/pts/1 /dev/pts/2 /dev/pts/3
いかがですか?また、関連の内容がありますので、別のブログエントリーで内容を整理して共有します!
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