【保存版】自動更新購読アプリ内課金のあるアプリを無料版にする手順(本邦初公開)
とあるアプリ、今まで(アプリ本体が無料)アプリ内課金があって販売していましたが
より多くのユーザーにリーチ(使ってもらう)したくて、アプリ内課金をやめて
無料のアプリとして切り替えを決定されました。今まで、自動更新購読しなければ使えない機能が無料版に切り替えした後、全ての機能を購入せずに使えるように、全てのコンテンツが購入せずに閲覧できるようになります。
その時の
目次
自動更新購読アプリ内課金のあるアプリを無料版にする手順
を公開したいと思います。本邦初公開だと思われます。笑。同じことをしたいと思う方のご参考になれば幸いです。
iOSとAndroidそれぞれ、アップルとGoogleの担当に確認した後の手順となり、問題がないと思いますが、ご自身も同じような切り替えを実施する際には、必ずアップルとGoogleの担当に手順を確認した上、実施してください。
iOSの場合
1)アプリのサポートページにアプリ内課金中止に関しての明確な説明を掲載する(無料版にする理由も)これのリンクをアプリの説明欄に貼る(アプリの説明欄にも簡略な説明を掲載する)
- 「アプリはMM月DD日から無料になる、今まで課金して閲覧する内容、課金して使用する機能、全てそのまま無料になる、アプリバージョンアップしても自動解約ではないので、各自解約してください。新しいバージョンのアプリが出たら、すぐアップデートしてください」というような内容を記載する
2)新しいバージョンのアプリを用意する、課金のロジックをなくす、今まで課金して閲覧する内容、課金して使用する機能、全てそのまま閲覧、利用できるようにする、購入プロセスをなくす。購入済みかどうかのチェックロジックをなくす、購入アイテムリストア機能も不要になり、なくす。ユーザーがそれまで、課金しないと見えない内容を、バージョンアップすることによって、課金しなくても最初から全部閲覧できるようになる
3)上記、(無料になる)新バージョンのアプリをバージョンアップという形で、アプリ審査に出す
4)審査が通ったら(新しいバージョンで使わなくなる予定の) App 内課金アイテムをストアから削除する(削除作業は App Store Connect で実施する)
5)新しいバージョン(購読なしで全内容閲覧できる)を配信開始
6)中止するアプリの課金アイテムApple IDをAppStoreConnectチームに知らせる <–重要
- 購読の公開日:YYYY年MM月DD日
- 最終刊の発行日:MM月DD日
Androidの場合
1)中止するアプリGoogleチームに知らせる
- 最終刊の発行日:MM月DD日
2)新しいバージョンのアプリを用意する、課金のロジックをなくす、今まで課金して閲覧する内容、課金して使用する機能、全てそのまま閲覧、利用できるようにする、購入プロセスをなくす。購入済みかどうかのチェックロジックをなくす、購入アイテムリストア機能も不要になり、なくす。ユーザーがそれまで、課金しないと見えない内容を、バージョンアップすることによって、課金しなくても最初から全部閲覧できるようになる
3)上記、(無料になる)新バージョンのアプリをバージョンアップという形で、アプリ審査に出す
4)上記、新バージョンのアプリをリリースするタイミングで、サポートページに、この購読の中止に関しての明確な説明を掲載する
- 「アプリはMM月DD日から無料になる、今まで課金して閲覧する内容、課金して使用する機能、全てそのまま無料になる、アプリバージョンアップしても自動解約ではないので、各自解約してください。新しいバージョンのアプリが出たら、すぐアップデートしてください」というような内容を記載する
5)新しいバージョン(購読なしで全内容閲覧できる)を配信開始
6)購読中のユーザーがいれば、Play Console の [注文管理] ページから注文 ID もしくはメールアドレスで検索して解約 <–重要!
まとめ
お気づきの通り、iOSとAndroid、それぞれ、手順や順番が少し違っています。プラットフォームが違って当然ですが、Androidの方が少しシンプルな印象です。
自動更新購読アプリ内課金のあるアプリを無料版にする際に一番大事なことは
「ユーザーがそのまま分からずに、自動更新購読を解約をしないこと」にならないように、計画を立てることです。iOSもAndroidも、無料のアプリにするだけでは、自動更新購読が解約されませんので、気をつけるところです。
以下のポイントを抑えれば問題がないかと思います。
- 無料版をだすタイミング
- ユーザーへの徹底的な案内(自動更新購読の解約の仕方)
- アップルとGoogleとの連携とコミュニケーション
内容は以上となります。ご参考になれば幸いです。