MacOSでSipeed Maixduinoを使って顔認識するまでのセットアップ手順

はてなブックマーク - MacOSでSipeed Maixduinoを使って顔認識するまでのセットアップ手順
LINEで送る
Pocket

Sipeed Maixduinoが届きました!

ワクワクしながら、顔認識をまず実現しようとMacOSで作業してみたら、意外と戸惑いが多く、スムーズに行かず、時間を無駄にしがちでした。

この記事は、重要なステップをなるべく簡潔に記述して、同じようなことをする人にとって参考になれば幸いです。

https://www.sipeed.com/

 

 

目次

USB Type-Cドライバー

これがないと、Sipeed Maixduinoが接続しても、認識してくれないかもしれませんので、まずこれをインストールしておいてください。

下記のリンクからzipファイルをダウンロードしてください。

http://www.wch.cn/download/CH341SER_MAC_ZIP.html

zipファイルを解凍して、ドライバーをインストールしてください。

インストールしたファイルを有効にするために、プログラムが再起動を求めます。

他の作業途中のものがないように、気をつけてください。

 

Python3を用意する:

これからダウンロードするソフトや動かすプログラムはPython3が必要です。

Python3が入っていないMacはまずPython3が使えるようにしておきましょう

 

kflash.py をインストールする:

kflash GUIを動かすには、もちろんkflashが必要です。他にもいつくか必要なPythonパッケージがありますので、下記のリンクを参照して、インストールしておいてください。

“sudo pip3 install kflash”  でインストールする。

https://github.com/sipeed/kflash.py

https://github.com/sipeed/kflash_gui/blob/master/requirements.txt

kflash_guiのダウンロード:

Firmwareを更新(書き込み用のアプリ)

https://github.com/sipeed/kflash_gui/releases

2019年7月25日現在は1.3.2が最新のMacOS dmgファイルを入手可能です。私もこれを使っていました。ダウンロードして、アプリケーションフォルダに入れるだけで、インストール完了です。

(2022年3月18日現在の最新版は:2021/1/12リリースした 1.6.7が最新)

kflashを使って、最新のMaixPyファームウェアをSipeed Maixduinoに書き込みします。(最新のFirmwareを入手する方法は次の手順で説明する)

拡張子がbinになっている場合、自動的に「0x00000」というアドレス欄が現れますので、基本はそのままです。

Firmwareを書き込み中のスクリーンショットです。

このステップは実施しておいてください。

 

Firmwareの最新版のダウンロード

http://dl.sipeed.com/MAIX/MaixPy/release/master/

最新版のFirmareを入手したら、上のステップで、Sipeed Maixduinoに書き込んでください。

(2022年3月18日最新は:0.6.2_72)

 

 

MaixPy IDEのダウンロード

Sipeed製品ファミリーの専用IDE(統合開発環境)

http://dl.sipeed.com/MAIX/MaixPy/ide/v0.2.3/

 

ダウンロードして、アプリケーションフォルダに入れるだけで、インストール完了です。

 

(2022年03月18日現在の最新は0.2.5:https://dl.sipeed.com/shareURL/MAIX/MaixPy/ide/v0.2.5)

 

顔認識プログラム

 

MaixPy IDEを開いて、新しいファイルを作成します。

左上の白い「ファイル」のアイコンをクリックします。

 

1)左下にある、緑のリンクをクリックしてxxxxxx_speed0を選んでください。

xxxxxx_speed1もありますが、それはESP32の方だそうです。OKをクリックしたら、Sipeed Maixduinoと接続を完了します。

2)顔認識してもらうために、学習済みのファイルをアップロードしなければいけません。

http://dl.sipeed.com/MAIX/MaixPy/release/maixpy_v0.3.2/

この学習済モデルファイルをダウンロードしておいてください。

次、使います。

次、kflash_guiを起動して、先のモデルファイルを見つけて、Flashに書き込みます!

3)そこに、下記のコードを貼り付けてください。

https://github.com/sipeed/MaixPy_scripts/blob/898a941ffb7a9d90856dcb69d5b4f012babd0951/machine_vision/demo_find_face.py

import sensor
import image
import lcd
import KPU as kpu

lcd.init()
sensor.reset()
sensor.set_pixformat(sensor.RGB565)
sensor.set_framesize(sensor.QVGA)
sensor.run(1)
task = kpu.load(0x300000) # you need put model(face.kfpkg) in flash at address 0x300000
# task = kpu.load("/sd/face.kmodel")
anchor = (1.889, 2.5245, 2.9465, 3.94056, 3.99987, 5.3658, 5.155437, 6.92275, 6.718375, 9.01025)
a = kpu.init_yolo2(task, 0.5, 0.3, 5, anchor)
while(True):
    img = sensor.snapshot()
    code = kpu.run_yolo2(task, img)
    if code:
        for i in code:
            print(i)
            a = img.draw_rectangle(i.rect())
    a = lcd.display(img)
a = kpu.deinit(task)

 

4)次は、ファイルを転送する

MaixPy IDE画面の左下にある、「実行」ボタンを押すと、プログラムがコンパイルされ、Sipeed Maxiduinoに書き込んで、実行します。

これで、できるはずです!

 

まとめ

今回は、私がMacOSの環境で実施しました。

ネット上では、WindowsやLinuxの環境で実行する手順の説明が多かった気がします。

これからMacOSで実施する人の参考になれば嬉しいです。

何かフィードバック等がありましたら、Twitterでもご連絡ください。

はてなブックマーク - MacOSでSipeed Maixduinoを使って顔認識するまでのセットアップ手順
LINEで送る
Pocket

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

By continuing to use the site, you agree to the use of cookies. more information

The cookie settings on this website are set to "allow cookies" to give you the best browsing experience possible. If you continue to use this website without changing your cookie settings or you click "Accept" below then you are consenting to this.

Close